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過換気症候群
過換気症候群
精神的不安や極度の緊張、激痛などにより、息を何回も激しく吸ったり吐いたりする状態(過呼吸状態)になると、二酸化炭素が体外に排出され、血液中の炭酸ガス濃度が低くなり、呼吸をつかさどる神経(呼吸中枢)により呼吸が抑制されます。すると、「呼吸ができない」「息苦しさ(呼吸困難)」を感じ、余計何度も呼吸しようとします。そして、血液がアルカリ性に傾くことで血管の収縮が起き、手足のしびれや筋肉のけいれんや収縮も起きます。心に抱えている不安、恐怖、緊張などの心理的要因のほかに、激しい運動や疲労、睡眠不足などの身体的要因があると言われています。

対処のポイント

 

息をゆっくり吐くように意識する

呼吸を落ち着かせることで、症状が次第に緩和することがほとんどです。呼吸しやすい姿勢をとり、まずは意識的に呼吸を遅くします。ポイントは口をすぼめて1・2・3と数えながら息を吸い、1・2・3・4・5・6と数えながら息を吐きます。1回の呼吸に10秒ぐらいかけて、少しずつゆっくり息を吐くようにします。
(紙袋を口に当てて呼吸するペーパーバック法は、現在ではあまり推奨されていません。)

 

焦らない・騒がない

周囲にいる人が騒いだり焦ったり、過剰に心配し反応してしまうと、本人が余計に不安定となり、かえって症状が悪化することもあるので、なるべく冷静に対処し、ゆっくり息を吐くように指示します。少し静かな環境を用意し、「大丈夫だよ」「安心して」など、安心できるような声かけをしてください。
本人に目を開けてもらい、援助者が実際にゆっくり息を吐くのを見せて、真似してもらうのがよいでしょう。

 

予防
原因がストレスや緊張から来るものであれば、ゆっくり深呼吸・腹式呼吸をすることや日頃から自分なりのストレス解消方法(音楽を聴いたり、美味しいものを食べる等)を見つけて、リラックスする時間を持つことが効果的です。ストレスが多い・不安が強いといった場合には、保健・医療推進センターのカウンセラーにお気軽にご相談ください。

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